meta description(メタディスクリプション)とはサイト内の個々のページの概要を示す説明文で「スニペット」ともよばれます。ネット検索するとページの概要として表示される、おなじみの部分です。
ただし、必ずしもmeta descriptionに設定した文字が検索結果に表示されるわけではありません。検索キーワードなどとの兼ね合いでページ内の適切な文字が抜粋されて表示されることもあります。
meta descriptionのSEO的な効果効果
meta descriptionに検索キーワードを入れておけば検索順位が上がる、そんなSEOテクニックを聞いたことがあるかもしれませんが都市伝説です。meta description自体は検索順位を上げる直接的な効果はありません。
meta descriptionを使うことで期待できる効果は、検索結果からのクリック率を高めることです。わかりやすい説明文が記述されているページの方がクリックしてみたくなるという意味です。
meta descriptionの書き方
meta descriptionはページ内のheadセクションに次のようなmetaタグを追加することで設定します。
書式は次のようになります。「説明文」にページの説明をコンパクトに入力します。
<meta name="description" content="説明文" />
これにより、検索結果にページの説明文が表示されるようになります。
難しそうに思えるかもしれませんがWordPressのようなCMSを使えば、こうしたタグはページの本文から自動的に生成されるか、「説明」メニューから文字だけ入力すれば済むようになっています。
ほとんどの場合、HTMLタグを打ち込まなくても大丈夫です。
meta descriptionの誤解
meta descriptionはSEO対策の一環ですが、「設定すれば検索順位が上がる」は誤解です。検索順位を決めるのに直接的な効果はありません。昔は効果的だったかもしれませんが、今は検索キーワードを何回も入れたりしても検索順位が上げるわけではありません。
meta descriptionの文字数
meta descriptionに何文字の文章を入力すれば良いか、これは難しいです。 110文字だ、120文字だ、いや300文字まで大丈夫だ、など 、時代と共に変わってきているからです。
現在は140文字くらいまで検索結果に表示されるようですが、変動を考慮して100文字~120文字くらいがベターではないでしょうか。
meta descriptionを書かないとどうなる?
meta descriptionはHTMLの文法上は必須ではないので、書かなくても問題ありません。仮に書かなかった場合は本文から適当な文章を抜粋して検索結果の説明文を作ってくれます。
また、WordPressのようなCMSでは本文の先頭から文字を抜粋して自動的にmeta descriptionを出力してくれるテーマやプラグイン(All in One SEO Packなど)があります。
その場合、すべてのページ作成時にページの説明文を入力しなくても問題なくmeta descriptionが自動生成されます。
meta descriptionにHTMLタグを含めるとどうなる?
meta descriptionにHTMLタグを含めるのは意味がありません。重要なキーワードを赤くしたからといって検索結果で赤く装飾されるわけではありません。
meta descriptionで改行できる?
meta descriptionの文章を改行することはできません。行を意識するのであれば検索結果のスニペットの1行目を50文字と仮定して、2行目にあたる文章を51文字目以降に書くということでしょうか。