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XAMPPでインストールしたApacheが起動しないとき

XAMPPでインストールしたApacheが起動しない場合、Apacheを起動する80というポート番号が他のアプリケーションで使われていることが考えられます。

以下のいずれかの対策をとることで、Apacheを起動できるようになります。

ポート80で実行されているプログラムの確認

まずは、コマンドプロンプトからnetstatコマンドを実行して、どのポートで何が実行されているか確認します。

ポート80で実行中のプロセスを確認

ポート80で実行中のプロセスを確認

ポート80ではプロセスID(PID)2240のプロセスが実行中だとわかります。タスクマネージャを起動して「プロセス」タブからPID2240のプロセスを確認します(PID列がない場合は、「表示」-「列の選択」から「PID」を選択してください)。

プロセスの確認(タスクマネージャ)

プロセスの確認(タスクマネージャ)

※当該番号のプロセスが一覧されない場合は、「全ユーザーのプロセスを表示する」をクリックしてみてください。

ポート80でスカイプ(skype.exe)が実行されていることがわかります。ポート80のバッティングを避けるには、次の方法があります。

ポート80で実行されているプロセスの停止などの対処

(1) ポート80で動作しているアプリケーションを停止する
スカイプがポート80で動作していた場合は、設定画面からポート80以外を使うように設定することができます。スカイプの設定画面の「詳細」-「接続」から「上記のポートに代わり80と443を使う」のチェックをはずしてスカイプを再起動します。

スカイプがポート80を使わないように設定する

スカイプがポート80を使わないように設定する

変更できない場合は、以下の対策(2)を行います。

(2) Apacheを動作するポート番号を変更する
ポート80から任意の番号(例:81など)に変更します。

それには、Apacheインストール先(例:C:\xampp\apache\conf)にある設定ファイルhttpd.confを開いて、次の「80」を変更します。

○変更1つ目
・現在
#Listen 0.0.0.0:80
#Listen [::]:80
Listen 80

・変更後
#Listen 0.0.0.0:80
#Listen [::]:80
Listen 81

※#で始まる行はコメントなので修正する必要はありません。

○変更2つ目
・現在
ServerName localhost:80

・変更後
ServerName localhost:81

変更してApacheを再起動すると、「http://localhost:81/」というアドレスでアクセスできるようになります。

ここまで変更してもApacheが起動しない場合は、C:\xampp\apache\conf\extra\httpd-ssl.confを開いて、SSL用のポート番号も443から任意の番号に変更します。

○変更3つ目(C:\xampp\apache\conf\extra\httpd-ssl.conf
・現在
Listen 443
…略…
<VirtualHost _default_:443>
…略…
ServerName localhost:443

・変更後
Listen 441
…略…
<VirtualHost _default_:441>
…略…
ServerName localhost:441

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