「ホームページを作ったらSEO対策しましょう」のようなフレーズに踊らされて目的もわからずSEO対策している方もいるようですが、そもそも、SEO対策する目的は何でしょうか。
SEO対策の目的はアクセスを増やすこと
SEO対策の目的はホームページへのアクセス数を増やすことです。
作ったばかりのホームページは熱狂的なファンでもいない限り、誰も見てくれません。ですから、ホームページを見てもらう努力が必要です。
趣味のサイトはともかくとして、企業サイトなど、ホームページを見てもらうことでビジネスを展開していく目的のサイトでは特に、新たに作ったページを見てもらうため、何らかの努力は欠かせません。
アクセスを増やすため検索結果の上位表示を目指す
作ったサイトを多くの人に見てもらうには、何らかのキーワードで検索したときに、あなたのサイトが検索結果に出てくる必要があります。
その際、できれば検索結果の最初のページ、上の方の順位で出てくれば、それだけアクセスが増えます。
たとえば、検索結果の1位に表示されたページをクリックする率は20%くらいですが、10位だと1%くらいになります。
検索結果を見ている人が1000人だとしましょう。その場合、1位のページには200人がアクセスしますが、10位のページは10人しかアクセスされません。
また、言うまでもなく10位以下はそれよりアクセスが少なくなるということです。
【参考】2017年Google検索順位別クリック率データ発表!SEOはキーワード選定がカギ!
ですから、アクセスを増やすには検索結果の上位に表示されることが重要です。
検索結果の上位に表示されるために必要なのがSEO対策
作ったページを検索結果の上位に表示するには、検索エンジンに好かれるページ作りが必要です。検索エンジンからの評価が高いページが上位表示されるからです。
そのような、検索エンジンに好かれるためにページやサイト全体を調整していく作業をSEO対策といいます。
SEO対策がうまくいって検索エンジンからの評価が高まると、検索結果の上位に表示されるようになり、結果としてサイトへのアクセス数が増えていきます。
趣味のサイトなどで、アクセスが増えても減っても関係ない場合は苦労してSEO対策する必要はありませんがホームページへのアクセスを増やしたい方には必須の作業です。
「上位表示=ビジネスの成功」ではないので注意
さて、SEOの目的は上位表示してアクセスを増やすことですが、それがゴールなのか、ジックリ考えてみる必要があります。企業サイトではSEOを頑張って上位表示できたり、アクセスが増えたからといって、ビジネスが成功するわけではありません。
サイトに入ってきたお客様をうまく問い合わせページや申し込みページに誘導する仕掛けも重要です。また、細かい話ですが、サービス紹介ページの文字サイズが小さすぎたりすると離脱率が高くなってしまうでしょう。
アクセスを集める戦略とユーザーを買う気にさせる作戦は違います。SEOだけに力を注いでいると失敗するので注意しましょう。
たとえば、ブログ記事を読み終わった下の部分に設置する「CTA」(Call To Action:コールトゥアクション)は重要です。おおざっぱに言えば「お問い合わせはこちら」などのバナーやボタンなどです。
人気のサイトやビジネスで成功しているサイトを見ると、必ずページの一番下に「お問い合わせはこちら」のようなバナーが必要以上に大きなサイズで設置されているはずです。
はじめてサイトを作る人にとっては、あれほど大きなバナーが必要なのかと疑問に思うかもしれませんが、繁盛しているサイトを参考にすべきです。
あれくらい目立つ形でCTAを設置しておかないと、せっかくアクセスを集めても成約に結びつかず無駄になってしまいます。
また、そもそもアクセスしてもらっても最後まで読み進んでもらえるようなページ内容になっていないと意味がありません。
文章を短く区切ったり、フォントサイズを大きくして読みやすくするなど、アクセスしてきたユーザーが読み進めてもらえるような構成にする必要もあります。
アクセスを集める戦略を練るのと同時に、集めたアクセスを誘導する導線作りも考えていく必要があるでしょう。