SEO にとって文字数は重要なのか。これは難しい問題です。
「文字数が多い方が有利」は都市伝説
ある程度の文字数がなければ そのページを評価できないという意味で、文字数が重要というのは確かです。
だからといって、長い文章を書けば上位表示されると言う単純な話ではありません。
「文字数が多いページが上位表示される」は都市伝説です。
実際に、200字程度で1位になっているページもあれば、1万字以上書いているのに上位表示されないページもあります。
重要なのは検索してきたユーザーの目的を満たす答えが提示されているかどうかです。そのために長い文章が必要なのか、200字程度で大丈夫なのかということです。
WordPress の入門書などで1ページには500文字から1000文字ぐらい書きましょうと説明されているのは、あくまでその方の経験則で「これくらいの文字数を書いたページの方が反応が良い」と感じているからです。
確かにどのようなページがうまくいってるかについては人それぞれなので、文字数という視点でうまくいっているページを見た時に文字数が1000文字前後になっているページが多いと感じることはあると思います。
だからといって1000文字書けば大成功 できるというわけではありません。 Google のガイドラインにも500文字や1000文字などの具体的な数字は一切出てこないので注意が必要です。
文字数が多くて問題になることも
文字数が多いことで問題が生じる場合があります。
例えば、h1タグやbタグを使う場合です。
これらのタグは重要なキーワードを検索エンジンに伝える役割を果たしますが、使いすぎるとキーワードスパムとみなされる場合があります。
私のお客様のサイトで実際にあったケースでは、数百文字の段落全体をh1タグで囲んだところ検索順位が100位圏外に飛んでしまったということがあります。
h1タグを削除したところ元の順位に戻りました。
こうしたタグを使う場合、文字数が多い方が有利という考えは当てはまらないばかりか逆効果になるので注意が必要です。