ネット集客はビジネスブログとCTAでうまくいく

ネット集客とはホームページ経由で問い合わせや申し込みを得ることです。

もちろん広告費をかければある程度の集客を期待できますが、理想を言えば広告費をかけずに問い合わせや申し込みを得たいというのが本音です。

ネット集客にはさまざまな方法論がありますが、ここでは「ビジネスブログ」と「CTA」というキーワードでネット集客がうまくいくという方法論を紹介します。

SNSやステップメールを使った集客が苦手な方も参考にしてください。

ネット集客がうまくいかない理由

ですが現実的にはホームページを作ってみたけどなかなか集客できないという方が多いようです。

ホームページ作成とネット集客は別の科目です。

単にホームページを作ってみただけではネット集客がうまくいかないのは当然です。

ネット集客がうまくいかないのは集客に必要な要素が欠けているからです。

ホームページを見てくれた人が問い合わせや申し込みをしてくれるような仕掛けが必要です。 ホームページに入ってきた人お問い合わせページや申し込みページに誘導する導線と言っても良いでしょう。

リアル店舗の集客であれば店舗を訪れたお客様に対して丁寧に接客することでこちらの誠意や技術力をアピールでき、商品販売やサービス申し込みにつなげることができますが、ネット集客ではホームページが全てです。

ホームページ内の文字、画像、動画だけであなたの信頼性や技術力、サービスや商品のメリットをアピールする必要があります。

そして言うまでもありませんが最終的にはお問い合わせボタンや申し込みボタンを押してもらうこと。ここまでの流れができてこそ、ネット集客が成功したと言えます。

ネット集客のことを考えずに作られたホームページの前には高いハードルが立っています。

知らない人に問い合わせたり、知らない会社が提供している商品やサービスに高いお金を払うという高いハードルです。

制約を妨げる心理的なハードルといってもいいでしょう。このハードルを下げないと問い合わせや申し込みは生まれません。

ハードルが高く感じる理由は料金が高いからなのか、ホームページに信頼性がないからなのか、単に聞いたことがない会社だからなのか、 さまざまな理由が考えられます。

ホームページを訪れてくれたお客様の心理的なハードルを下げ、スムーズに問い合わせや申し込みをしてもらうように仕掛けるのがネット集客の基本戦略です。

「最高におしゃれなホームページが完成した!」という満足感に浸っていてはネット集客はうまくいきません。

ホームページが完成したら、制作者としてではなく サービスを利用するお客様の視点で自分のホームページを評価してください 。

難しく考えず、このホームページから問い合わせてみようと思うか、サービスを利用したいと思うか、直感的に判断すれば大丈夫です。

問い合わせてみようとか、申し込んでみようと思えない場合、 改善の余地が大いにあります。利用者の視点に立ち、ネット集客に必要なパーツを盛り込んでいきましょう。

お客様が求めている情報や、お客様を成約ページに誘導するパーツを設置することです。

そのために必要なパーツはいくつかありますが特に重要なパーツが二つあります。

ビジネスブログとCTA(Call To Action:コールトゥアクション)です。

ネット集客の必須パーツ(1)「ビジネスブログ」

ビジネスブログとはお客様の困りごとに対して問題の解決策を提示しているブログ記事です。「ネット集客の命」と行ってもいいかもしれません。それほど重要です。

目的はお客様をホームページに誘導し最終的に成約へと結びつけることです。

ですからブログ記事なら何でもいいというわけではありません。

いわゆる「お知らせ」やちょっとした記事ではなく、実際に読んだ人の役に立ち共感を得たり信頼を獲得できるような内容でなければなりません。

ネット検索で偶然見つけたあなたのブログ記事を見て、お客様の共感や信頼を得られたとしたら、今度はこの人に仕事の相談をしてみようと思うはずです。

ブログ記事を読んで 問題が解決されたなら、あなたの信頼性が増すことは言うまでもありません。

また、あなたの技術力や専門性をアピールすることにもなります。

さらに言えばビジネスブログはお客様の入り口として機能します。ビジネスブログを充実させれば、それだけ入り口が増えることになります。

お客様に「どんなキーワードで検索してもあなたのブログが出てきます」と言わせればしめたものです。

ビジネスブログによって「お客様の入り口をたくさん設置する → お客様がブログ記事を見る → 共感を得る → あなたに興味を持つ → 実際に問い合わせたりサービスを申し込む」という流れが構築されます。

100%宣伝のページを作って 自分の技術力やサービスのメリットばかりを必死にアピールするより数倍の効果があるはずです。

ビジネスブログのメリットは次の二つです。

一つは見込み客の入り口を増やすこと、もう一つはあなたの信頼性を高めることです。

一石二鳥、一石三鳥、それ以上の効果があります。

ですから集客サイトを機能させるにはビジネスブログを充実させることが最重要課題です。

「ブログが重要」というと本数を書くことばかり気になり、パーソナル情報満載の記事を何本も書いてしまう方もいると思います。

パーソナルなブログは検索にも引っ掛からず、読者の共感を得ることもありません。一石ゼロ鳥です。

また、ホームページの専門性という面で SEO 的に不利になります。都市伝説かもしれませんが、専門性の高いホームページやジャンルが明確なサイトほど SEO 的に有利だと言われています。

ブログに何を書いても自由ですが、ネット集客で成功したいなら、お客様の役立つ情報に徹するべきです。

ネット集客の必須パーツ(2)「CTA」

そんなブログ記事の最後に「お困りの時は気軽にお問い合わせください」のフレーズや電話番号などが載っていれば、今度は問い合わせてみようと思うかもしれません。

それがCTA(コールトゥアクション)です。

CTAとは 簡単に言えば「お問い合わせはこちらボタン」のことです。

「ブログを読んで最終的に問い合わせる」というお客様の動線を意識することが重要です。

ブログ記事を真面目に書いてもCTAを設置しなければ意味がありません。多くのビジネスチャンスを逃してしまいます。

せっかく「この人に相談してみよう」と思っても連絡先が見つからない、問い合わせフォームが見つからない、ではお客様は逃げてしまいます。

また、CTAではデザイン性も多少は意識する必要もあります。

といっても、おしゃれかどうかではなくお客様に目を止めてもらうため、という意味です。

本文とは違う色合いにしたり、大きな文字を使ったり、イメージ画像を差し込むなどして目立たせる工夫が必要です。

「少し派手かな?」くらいが良いです。ただし、派手といっても原色ばかりベタベタ使ったデザインは気分が悪くなり逆効果になるので注意しましょう。

このページから問い合わせがほしい、というページには1つではなく複数の「お問い合わせはこちら」ボタンを設置しましょう。

「1つ設置したから大丈夫でしょ」と考えるのは制作者の視点です。お客様の視点に立ってCTAが目にとまるかどうか検証が必要です。

「自分のホームページをお客様の視点でチェックする」は集客サイトを作るのに重要なポイントです。

自分が見込み客のAさん、Bさん、Cさんだったとして、ホームページの運営者に問い合わせたりサービスを申し込む気になるかどうかチェックして下さい。

「いくつも同じボタンを設置したらしつこくない?」が心配なら同業他社のサイトをチェックしてみてください。サービス紹介ページに複数のCTAが設置されていても違和感ないと思います。

どれくらいの数、文字サイズ、色合いが適切なのかはお客様の反応を見て決めていきましょう。CTAは設置すれば終わり、ではありません。

集客サイトに「完成」はありません。育てていく気持ちが重要です。

うまくいっているなら放置でも大丈夫ですが、うまくいっていなければ試行錯誤しながら改良していく必要があります。

難しく考えず、「自分がお客様だったら、このCTAに目をとめて問い合わせたくなるか」という視点で考えれば良いです。

とにかくお客様のつもりで自分のホームページを評価することがネット集客には大切です。

「私はこのようなノウハウを持っていますよ。お困りのときは安心してご相談ください!」という演出をして、成約に向けてお客様の心のハードルを低くしましょう。

集客サイトはお客様との心理戦です。

ホームページに設置された文字や画像だけでお客様の気持ちを動かす必要があります。

購買意欲をそそる赤やオレンジを使ってみたり大きなフォントを使ってみるなど、普段とは違う工夫も必要でしょう。

もちろん、違和感を持たれては本末転倒なので、サイトの雰囲気にマッチしつつ、メリハリを付ける必要があります。

まとめ

お客様に実際に役立つブログ記事を読んでもらい、読み終わったところに「お問い合わせはこちら」のボタンが設置されている、それが集客サイトの王道の構成です。

ですから、ネット集客で見込み客を獲得するなら、お客様の問題解決を助けるブログ記事と ブログ記事を読み終わったところに設置された「お問い合わせはこちら」のボタンの2点セットは必須です。