「ページのURLにキーワードを入れた方がSEO的に効果がある」は、よく耳にするテクニックですが、本当にURLにキーワードを入れるべきなのでしょうか。連番ベースの短いURLにして検索順位が下がると思うと心配ですよね。
URLにキーワードを入れるのはSEO的に効果がある、ただし…
確かにこれは都市伝説ではなくGoogleの担当者も推奨する作法です。URLにキーワードを入れると確かに効果がある、と言っています。ただし必須ではない、とも。
【参考】URLにキーワードを入れると「SEO効果あり」?/Google明かす
効果があるけど小さい。この解釈が微妙です。小さいけど効果があるから「http://example.com/how-to-use-excel-add-function」のような長いURLを付けるか、扱いやすさを優先して「http://example.com/1234」と短いURLにするか。議論が分かれるところです。
個人的には長いURLにしたくないのと、面倒なので短いURLにしていますが、今のところSEO的に損をしている実感はありません。
URLにキーワードを入れれば順位が上がるわけではない
逆にURLに検索キーワードを入れたのに今ひとつSEOの効果が感じられないページがあります。ですから、SEO目的だけで長いURLにするのはどうかな、と思います。
キーワードを入れた長いURLの方がユーザーの利便性が高まって良いと思えば実践すれば良いのではないでしょうか。
個人的にはキーワード入りのURLにして検索順位が急上昇するような実感はありません。
もちろん、Googleの担当者のお墨付きなので効果はあるのでしょうが、気がつかないくらい小さいのだと思います。要は、コンテンツ要因に影響を与えるほどではないと。
なので私自身は「http://example.com/1234」のようなキーワードに関係ないURLにしています。
意外なところで役だったのは電子書籍です。電子書籍の中に自分のサイトで参照してほしいページのURLを載せているので、長いURLよりも短いURLにしていて良かったと思いました。
URLに入れるキーワードは日本語?英語?
URLにキーワードを入れるとしても、日本語なのか英語なのか微妙です。たとえば、「Excelのsum関数の使い方」は次のどれが効果的なのでしょうか。
- http://example.com/how-to-use-excel-sum-function
- http://example.com/Excelのsum関数の使い方
- http://example.com/exve-sum-kansu-tukaikata
すべて同じ評価とは思えません。もちろん、英語でスッキリ決めるのが格好良いのでしょうが、日本語の検索キーワードとマッチしているのか不安ですよね。
有名サイトでもURLにキーワードが入っていないことも
実際に上位表示されている有名サイトのURLを見てみましょう。たとえば、「いちばんやさしい新しいSEOの教本」という本をキーワードに検索してみると、次のようなページが見つかります。
- アマゾン(キーワード入りパターン) — https://www.amazon.co.jp/いちばんやさしい新しいSEOの教本-人気講師が教える検索に強いサイトの作り方-「いちばんやさしい教本」シリーズ-安川-洋-ebook/dp/B00IM7ZP4Y
- アマゾン(商品コードパターン) — https://www.amazon.co.jp/dp/B00IM7ZP4Y/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1
- 楽天ブックス — https://books.rakuten.co.jp/rb/12670418/
- インプレスブックス — https://book.impress.co.jp/books/1113101071
アマゾンのように日本語でキーワードが入ったURLもあれば、楽天ブックスなどのようにキーワードなしでスッキリしたURLもあります。もちろん、これらは上位表示されているページなので、どちらでも問題ないということになります。
キーワード入りの長いURLにするか短いURLにするか、現状では好き嫌いなのかもしれません。基本的にはどちらでもSEO的な問題はない、または小さいと思います。