企業のホームページを作るときにタイトルに会社名を入れるのは一般的ですが、SEOの考え方が間違っている場合があります。
たとえば、「サンプルPC教室」というタイトルにした場合、固有名詞で検索して1位に出てくるのは当然です。ですから自社名で検索して1位に出てきたからSEO対策はバッチリだ、などと思わないようにしましょう。
逆に、固有名詞で検索して10位以下になってしまう場合、ホームページの内容が貧弱で評価が低くなっている場合があります。全体的に見直してみましょう。
固有名詞で検索するのは名刺交換をした方など、貴社の存在を知っている人です。その方達にホームページの存在を知らせるのは意味がないとは言いませんが、すでに見込み客となっている方々には、ホームページよりも対面での情報伝達などの場面が増えてくると思います。
そうではなく、ホームページを開設する意味は貴社の存在を知らない方が偶然ホームページを見て、サービス内容などに興味を持ってもらうことです。
その意味では「サンプルPC教室」という固有名詞の社名だけをタイトルに入れても意味がないかもしれません。たとえば、「サンプルPC教室(東京・Excel専門)」など、地域や業種、売りにしているポイントなどをコンパクトに社名に追加しておけば、それらのキーワードでヒットしてくれる可能性も出てきます。
一般的に社名はサイト名として設定するものなので、サイト全体のページのタイトルに追加されることが少なくありません。
個別のページでは「ページ名 | サイト名」のようなタイトルになり、「Excel講座 | サンプルPC教室(東京・新宿)」のようなイメージです。この場合、「Excel講座 新宿」で検索したユーザーにホームページを見つけてもらいやすくなります。
単純に会社名だけを入れて「Excel講座 | サンプルPC教室」だった場合と比べてみましょう。
タイトルに会社名を入れたとき固有名詞で検索して1位にくるのは当たり前です。SEO効果を考えて、一般的な言葉でヒットするように地域や業種を入れておくのが理想的です。