使用中のPCにインストールしたWordPressでは、次のようなエラーメッセージが表示されて更新(バージョンアップ)が失敗することがあります。
「Fatal error: Maximum execution time of 30 seconds exceeded …」とは、更新に時間がかかりすぎて、設定された最大実行可能時間を超えてしまったということです。
この設定は、PHP設定ファイル(php.ini)のmax_execution_time(最大実行可能時間)で設定します。
デフォルトでは30秒や60秒になっています。
WordPress更新が、30秒や60秒を超えると、WordPress更新処理が終了せず、エラーになるということです。
解決策:max_execution_timeを無制限に
最大実行可能時間を長く設定すれば、この問題を回避できますが、どれくらいにすれば良いか、使用中のPCやネットワーク環境で異なるので、定かではありません。
その場合は、max_execution_timeを0に設定すれば、時間無制限でPHPスクリプトを実行できるようになり、WordPress更新ステップは問題なく完了するはずです。
max_execution_time = 0
PHPスクリプトの学習中で、無限ループが気になる方は、更新完了後、適当な秒数(30秒、5秒など)に戻しておきましょう。また、レンタルサーバーなどでは、こうした設定はできる限りしないように慎重に判断してください。レンタルサーバーにインストールしたWordPressの更新に長時間かかる場合、他に問題があるはずです。
現在のmax_execution_timeの設定を確認するには
現在のmax_execution_timeの設定を確認するには、XAMPPをインストール済みの場合、XAMPP管理者メニュー(http://localhost/xampp/)の「phpinfo()」メニューから確認できます。
「0」は無制限という意味です。通常は「30」または「60」と表示されるはずです。